ここでは、Poderosa 5 がサポートしていない機能の説明をします。ユーザの要望次第では将来追加する可能性がありますので、ご意見のある方はフィードバックメニューからお送りください。
意図的に実装していないものと、単に優先度が低くて後回しになっているものがあります。
SSH1
SSH1は、プロトコルのセキュリティ上欠陥があるためサポートしていません。2016年時点では、SSH1は使えるがSSH2は使えない、という環境はきわめて少数でしょうし、仮にあったとしても早急にサーバ側がSSH2に移行すべきと考えています。
AES以外の共通鍵暗号
TripleDES、Blowfishなどの共通鍵暗号はサポートしていません。技術的には容易なのですが、
* AESをサポートしないSSH2サーバはおそらく存在しない
* 最近のハードウェアはAESの暗号化・復号化を補助する機能を備えているため、AESを使うほうが実行時間・消費電力とも有利である
という理由からAESのみをサポートしています。
X/Y/ZModem
必要なユーザは少ないだろうという理由で省略しています。要望が多ければ考えますが、Poderosa4以前、あるいはTeraTerm等で代用してください。
旧Poderosaのマクロ
バージョン4でサポートしていたマクロ機構ですが、あまり積極的に使われてはいない模様だったのでサポートを廃止しています。
将来この分野の機能を搭載する可能性はありますが、現在TeraTermマクロを使っているユーザの移行を容易にする機構を設けるなど、マクロの利用状況をよくヒアリングしたうえで包括的に再設計したいと考えています。
ポートフォワーディングツール
これはターミナルというよりはSSHプロトコルの機能なので省略しています。Poderosaバージョン4以前や、PortForwarder等、実用上十分な機能を持つ他のツールをお使いください。